こんにちは、「おうちと未来のつくり方」を運営しているあゆみです。
このブログでは、家づくりのこと、お金や防災のこと、
そして、日々の暮らしをどう整えていくかを、私なりの視点で綴っています。
今日は、私が家を建てようと思ったときのこと。
「家って、本当に建てる必要があるのかな?」と、すごく悩んだことを思い出しながら書いてみようと思います。
■ 家を建てるかどうか、最初の大きな悩み
私たちが結婚してから7年間、住んでいたのは築50年以上の夫の実家。
私たち4人と夫の両親、兄弟と、なんと8人暮らしという環境でした。
最初は、いずれ「二世帯住宅に建て替える」という話でしたが、
費用の問題や、家族それぞれに意見もあり、簡単には決められませんでした。
そんな中、子供も小学校に入るタイミングも近づいてきており、
このまま実家で暮らすにはスペース的にも厳しい…。
この場所での建て替えが厳しいのであれば、自分たち4人の家を考えなければいけない。
でも、私はもともと「持ち家って本当に必要?」という気持ちがありました。
「賃貸でもいいんじゃないかな?」「子どもたちが大きくなったらどうなるの?」
「人生最大の出費になる…」「もし災害があったら?」
そんな風に考え、田舎では当たり前に思われている
“家を建てること”そのものに自信が持てなかったんです。
あの頃は、本当に他責思考で、悶々とした気分で過ごしていました。
■ 消去法から決断した、家を建てるということ
持ち家か賃貸か論争をXで時々目にすることがあります。
上述したとおり、私も賃貸で身軽に過ごすことを考えた一人です。
さらに、私たちが家を建てた場所は、地方のど田舎。
はっきり言って、家を建てた瞬間に資産価値が下がる地域です。
損か得か、資産になるかならないかで考えたら、持ち家という選択肢は無いでしょう。
ただ、私の住む地域には家族で住めるような賃貸自体がなく、
消去法的に「建てる」しかない…という状況でした。
このように、消去法から選択したかのような私たちの決断でしたが、
最終的には、「資産としての家」ではなく、
“家族の居場所”としての家がほしいという気持ちが大きくなっていました。
「家族4人、自分たちのペースで落ち着いて暮らせる居場所が必要だ」と思ったのです。
■ 実際に建ててみて、よかったこと・意外だったこと
家を建てて、よかったと思うことはたくさんあります。
- 自分たちの生活動線に合った間取りにできた(家事が驚くほど楽になった!)
- 自分の「好き」や「大切にしたいこと」を反映できた
- 家そのものが、家族の絆を深める存在になった
一方で、意外だったこともあります。
- 思った以上に「維持すること」に手がかかる
- 建物だけではなく外構もすごく重要な要素だった
- 「建てたら終わり」じゃなく、「暮らしは続いていく」のだということ
家を建てたことで、すべてが理想通りになったわけじゃない。
でも、「これが自分たちの選択」と思えることが、何よりの支えになっています。
■ これから家を建てるか迷っている方へ
「家を建てたほうがいいのか、建てない方がいいのか」
これって、すぐに答えの出る問題ではないと思います。
住んでいる場所によっても、その家族の在り方によっても変わってきます。
私は工務店で働いていた経験もあるので、
施主さんの中には、家族の環境が変わり結局家を手放された方も見てきました。
誰かの正解が自分達の正解ではないことが難しい。
私も迷って、悩んで、時には後悔しそうになったこともあります。
でも今、こうして家族と日々の暮らしを送る中で思うのは、
家を建てたことが、未来をどう生きたいかを考えるきっかけになったということ。
大げさかもしれませんが、
他責思考で悶々としていた私が、家を建てることで、
どう生きたいかと向き合い、人生の主導権を取り戻した気がしています。
もし、同じように迷っている方がいたら、少しでも参考になればうれしいです。
このブログでは、そんな私の経験や視点を少しずつ共有していきたいと思っています。
次回は、家を建てる前に考えた「お金のこと」について書いてみる予定です。
読んでいただき、ありがとうございました!
おうちと未来のつくり方 あゆみでした
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